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風俗で遊ぶ彼氏や夫を持つ女性は淋病やクラミジア等の性病に感染するリスクが!
高橋さん(患者):そうですね、私は今の彼以外にパートナーはいないので、私の淋病の感染源として考えられるのは彼と考えて間違いないと思うんです。お恥ずかしい話なんですが、彼は以前にも風俗でクラミジアに感染して、そのまま私に移した「前科」があるんですよ。その時は「もう二度と風俗は行かない」と言っていたのに!
今回は抗生物質(ロセフィン)を注射するだけで大丈夫ということでホッとしたんですが、彼のことを考えると怒りが収まりません。今夜、会って経緯を説明してもらうと思います。どうもお世話になりました。
奈々(看護師):お大事にどうぞ♪ これで今日の患者さんはすべて診察終了ですね。今日は淋病やクラミジアの患者さんも何人かいらしてましたが、どなたも自分が性病になったという事実に驚いておられましたね?
雅治(クリニック院長):うん。パートナーである彼氏や旦那さんも感染している恐れがあるから、必ず検査を受けてもらうように勧めておいたけど、先ほどの患者さんは彼氏から淋病を移されたことを確信しているような感じだったね。
つまり、彼氏が他の女性と性的な接触があって感染したってことですよね? 今日の患者さんじゃなくて、あくまでも一般論としての話なんですけど、彼氏や旦那さんがピンサロやソープランド、デリヘルなどの風俗で遊んでいる場合、どんな性病に感染するリスクがあるんでしょうか?
近年の性病の特徴としては、男性はまだ排尿痛があったり、ペニスがかゆくなったり、先端から膿が出たりするなど症状が比較的わかりやすいですよね。
その一方で淋病もクラミジアも女性は症状に気付かない人が多いので、本人が知らない間に感染しちゃってるケースって結構あるんじゃないかと思うんですが。
そうだね。日本ほど風俗のサービスが多様な国はないとされていて、特に都市圏では"スッキリしたい"男性のさまざまなニーズに応える店舗がいたるところにあるよ。
なかでも性病のリスクが高いとされているのが、フェラチオを行っている"ピンサロ"なんだよ。(フェラチオ:通称フェラ 女性が男性のペニスを口で愛撫する行為)
ピンサロは他の風俗サービスに比べて、お客一人当たりの接客時間が短い(15分〜)から、1日にそれだけ多くの男性のペニスと接触することになるよね。
喉の粘膜は薄いから、女性従業員がフェラをした際に傷がついて、そこから淋菌やクラミジアに感染する恐れがある。
そして保菌者である女性従業員が他の顧客にサービスをした際、今度は男性のペニスに淋菌やクラミジアが感染するリスクがあるんだ。
男性が淋菌に感染すると、2〜7日くらいの潜伏期間の後に、ヒリヒリあるいはシカシカと表現される激しい排尿痛や、ペニスの両側を指で押さえてしごくと黄色っぽい膿のような分泌物が溢れ出るなどの症状が現れる。
これを「淋菌性尿道炎」というんだけど、以前から淋菌性尿道炎の感染ルートの約50%はフェラチオにあると言われているんだよ。
淋菌:その通りや先生!フェラで喉から男性のペニスに引っ越し(感染)するのは、ウチら淋菌の得意技なんやで〜。男性が淋病にかかった場合、排尿痛や膿のような分泌物がペニスの先端から出たりするなど、性病のなかではかなり強い症状が現れるんや。
しかし女性の喉に感染した場合は「喉がイガイガする」「喉に違和感がある」など風邪と間違えやすい症状が出るため、淋病とは知らないままピンサロで働き続けることも少なくない。その結果、風俗が大きな感染源となって淋病が男性に感染、さらにはそのパートナーの彼女や嫁はんにまで感染が拡大するっちゅーわけなんや。
当然、女性は喉だけではなく性器にも淋菌は感染するので、ピンサロ以外にもソープ、デリヘルなどでゴムなしのプレイを楽しんでいる男性諸君はウチらがいつ感染しても文句は言えんのやで!
イソジンがあるやん? ケッ、うがい薬は表面をキレイキレイするだけや。ウチら淋菌もそうやけど、性病は性器や肛門、唇の粘膜の接触で感染が成立するので、イソジンや抗菌石鹸は性病の予防という観点からは全く意味はないんや。
クラミジア:おい淋菌!さも自分が性病のナンバーワンのように振る舞うのは止めてもらおうか。風俗を含めて感染者数が最も多く報告されているのは、俺たちクラミジア様だ。
クラミジアは感染してから1〜3週間後に、排尿痛やペニスから粘液性の分泌物が出るなどの症状がでることもあるが、その症状の程度や頻度は淋菌に比べて穏やかなため、感染に気がつかないことのほうが多い。
なかでも女性の80%は自覚症状が現れないから、淋病よりも風俗での感染リスクは高いと言える。また淋病と同様にフェラで喉に感染するから生フェラが大好きな男性は覚悟しておくがよい…。
単純ヘルペスウイルス:フェラ関係だと拙者のことを忘れてもらっては困る。フェラやセックスを行うピンサロ、ソープ、ヘルス、デリヘルは勿論、ちょっとしたキスでも感染するため、セクキャバやイメクラなど比較的サービスが過激ではない風俗でも油断は禁物でござる。
最近は「アナル舐め専門の風俗店」なるものが増えておるようじゃが、女性従業員の口唇にヘルペスが感染していると、アナルを舐めてもらった男性の肛門周辺にヘルペスが感染することもある。ヘルペスは再発率が高いから、一度感染してしまうと、拙者との長い付き合いが待っておるぞ。
性器や肛門、口唇の水ぶくれ、水ぶくれが潰れて潰瘍(ただれ)ができ、ピリピリ、チクチクした痛みが現れたら、まずヘルペスを疑ってみるがよいぞ。女性の場合、性交痛の原因が膣内のヘルペスだったということもあるので、セックスが痛くてつらいのならば、一度婦人科を受診するとよかろう。
尖圭コンジローマ:水ぶくれではなく、先端のとがったイボが性器や肛門にできた場合は、俺たち尖圭コンジローマの可能性が考えられる。
男性はペニスの亀頭という視覚的にわかりやすい場所に発症するが、女性の膣内はなかなか自分では確認できないので、風俗で働く女性従業員は感染に気づいていないケースは少なくない。
膣内のイボが挿入したペニスの刺激で痛みを引き起こすこともあるため、性交痛が気になっている女性は尖圭コンジローマ、あるいは上記のヘルペスの可能性も考えて婦人科で検査を受けるとよいだろう。
梅毒:この10年で爆発的に感染者が増え、2022年には過去最高の1万人を記録したのがワシら梅毒じゃ。感染初期に現れる性器周辺のしこり、全身の赤い発疹は梅毒の特徴的な症状なんじゃ。
2016年に放送されたNHK「クローズアップ現代+」などでも報道されていたように、女性では20代半ばの若い世代、特に風俗で働く女性に感染者が多くなっておる。
当然、風俗で遊ぶ機会の多い男性も要注意なわけじゃが、性器だけではなく女性の喉に梅毒が感染しているケースもあるため、「本番は性病が怖いから今日はフェラで我慢しておくか」というのは全く意味がないぞよ。
奈々:う〜ん。あらためて不気味な面々を見ていると、男の人って「スッキリする」行為の代償として、かなりのリスクを背負っているんですね。風俗の常連なのに過去に検査を受けたことのない男性をパートナーに持っている女性がホント心配です。
ところで感染者数が多いのはクラミジアと淋病ですよね。 クラミジアは自覚症状が現れにくいから気がつかないのは仕方ないとして、淋病による淋菌性尿道炎の症状って無茶苦茶痛そうですよね? それでも男性はパートナーの彼女や奥さんとセックスをするものなのでしょうか?
うん。淋病に感染した男性は症状が現れやすいとされているからね。ただし、"現れやすい"といってもそれは女性の感染と比較しての話であって、排尿痛などの自覚症状がない男性も少なくないんだ。
だから彼女や奥さんとセックスをすすることは自然だし、コンドームを着用していなかったら淋病に感染するリスクは十分にある。ちなみにコンドームを着用しない場合、セックス1回での感染率は30%程度あるとされているよ。
ピンサロは料金も安くて、指名料を入れても1万円でお釣りがくる店舗もほとんどだ。地方だと5,000円でもお釣りが来るところもあるみたいだよ。
ソープランドが25,000円〜くらいの料金設定になっていることを考えれば、手軽で頻繁に利用できるし、本番行為はしないので彼女や奥さんに対する"後ろめたさ"のようなものも少ないだろうからね。最後の部分は僕の推測にすぎないけど…。
クラミジア感染症や淋病は放置することで子宮外妊娠、不妊症、母子感染などの重大な結果を招く合併症を引き起こす恐れがあるから、風俗を利用した男性が異常を自覚したら、勇気をもって彼女や奥さんにも打ち明けてほしいですね。
でも、結婚している夫婦の場合だと、旦那さん風俗通いが発覚→離婚→慰謝料を巡って裁判とか凄い修羅場になりそうなので、そう簡単に言いだせないかも…。
「快楽は一瞬、後悔は一生」という言葉が誰によるものなのかは知りませんけど、名言ですよね。
ところで先生は話を聞く限り、風俗にかなり精通しているような気がするんですが。もしかして…。